将棋の竜王戦決勝トーナメントの羽生名人対片上六段の対局について
①片上六段が、自玉が完全に詰むまで指しましたが、これをどうおもいますか?
②89手目で、後手が4三や4二や4一に金を打っても受かっていないの
ですか?
|||
abcさんがおっしゃったような理由のときもありますが、片上六段の場合はおそらく自分より格が上の羽生名人との対局を最後まで
指したいという気持ちが強かったのだと思います。
②85手目の4四香に対して(1)4一金は以下6九飛 同銀不成 1三角で先手勝勢。
(2)4二金打は以下6九飛 同銀不成 7一角で先手優勢。
(3)4三金打は以下同香不成 同金 6九飛 同銀不成 5五桂で先手優勢。
80手目あたりでは後手が噛み付いたように見えましたが4四香一本で寄りなんてさすがの読みでしたね。
|||
①片上六段が、自玉が完全に詰むまで指しましたが、これをどうおもいますか?
●プロの将棋の対戦で、この対局のように、稀にですが、王手をされて詰むまで投了しないことがあります。
その理由ですが、圧倒的に有利だったのに、大逆転され、心の整理をつける時間がないまま最後まで指してしまったとか、テレビ放送の場合、余りに早い投了では時間が余って困るなどといったケースが多いと思います。
しかし、大山さんや升田さんの時代には、「棋譜を汚したくない」と言って、最後の詰みまで指し続けることはありませんでした。
②89手目で、後手が4三や4二や4一に金を打っても受かっていないのですか?
●多分、そこまで進んだら何をやったとしても延命出来るだけで、逆転はないと読んだのだと思います。
下記、URLにもありますが、「個人的には詰みまで指すのは良しとしても、一手詰みを放置はちょっと考えものかも。しかし、これも棋譜です。記憶に残る一局になりました。片上六段、上を目指して頑張ってください。」との評がありました。
頑張ってほしいですね。
http://d.hatena.ne.jp/tomo-kai/20090722/1248267567
0 件のコメント:
コメントを投稿