2012年2月25日土曜日

将棋のプロのタイトル戦で(名人戦や竜王戦など)、持ち時間がなかったら

将棋のプロのタイトル戦で(名人戦や竜王戦など)、持ち時間がなかったら

決着がつくのに何日かかりますか?


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「持ち時間が無い イコール 考慮時間が0分で初手から秒読み」という意味であれば、プロの場合、一部棋戦を除き秒読みは1分なので ギリギリまで考えて全ての手を指1局の平均手数が120手前後という事から大体2時間程度、長手数であっても、4時間あれば終わるでしょう。(千日手・持将棋による指し直しは含みません)



「持ち時間が無い イコール 考慮時間の制約無し(無制限)」という意味であれば、1週間~10日掛かるかも知れません。長考派の棋士同士の対局の場合は、もっと 掛かるかも知れません。

現実的には、他の棋戦対局もあり限られた時間で終局する様にしないと主催社側も(記事にならず)困りますので、そんな事はしないでしょうけれど・・・。



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昔のように、無制限という意味でしょうか?

江戸時代も、おおむね2時間で一手指すことは礼儀だったので、長くても10日間くらいで決着つきます。

封じ手はなく、必ず上位者の手番で指し掛けになり、夜に一門で研究したそうです。

それで上位者の勝率が高かったのでしょう。


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○将棋のプロのタイトル戦で(名人戦や竜王戦など)、持ち時間がなかったら決着がつくのに何日かかりますか?



●将棋のプロのタイトル戦の場合、持ち時間がなくなったら、いわゆる1分将棋になります。

持ち時間がなくなったとしても、1手ごとに1分はあります。

ご質問は、この1分で永久に将棋が続くのではないかという疑問によるものと推察されます。

その結論ですが、持将棋を除いては、

*1日制のタイトル戦の場合で長くて2日

*2日制のタイトル戦の場合で長くて3日

で終わるのが一般的です。

例えば、2日制のタイトル戦の場合で2日目の夕食休憩後は、決着がつくまで指し続けます。

その後は、食事やトイレ休憩もありませんから、体力勝負になります。

一方の時間がなくなった時には、相手が考えている時も考慮時間として有効活用しなければならず、とても、まともな思考力を保てる状況にはなくなります。

ともに持ち時間がなくなったら、早指し選手権と同じになります。

ということで、時には時間切れによる負けもあるでしょうし、永久に決着がつかないということはありません。

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