2012年3月27日火曜日

将棋界では王将など複数タイトルあるのに、名人と竜王が二大タイトル(二大頂点)...

将棋界では王将など複数タイトルあるのに、名人と竜王が二大タイトル(二大頂点)とされるのはなぜですか?


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名人は7大タイトルの中で一番伝統があり、毎年の全棋士の順位を決める棋戦

(順位戦)の頂点に立つ者の称号なので、重みが違い、別格です。



竜王は歴史こそ新しいですが、優勝賞金(その他の対局料)が一番高い棋戦です。

それ故棋士が皆、力を入れる棋戦なので、やはり別格です。



上記の理由で、二大タイトル(二大頂点)とされています。



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やはり金額的な問題が大きいですね。

将棋連盟も入ってくるお金が無ければ運営できません。



竜王戦は読売新聞がスポンサーとなっています。

掛けている金額が非常に高い!!



名人戦は歴史と伝統でしょう。

金額的には竜王戦に劣りますが、名人戦が今まで将棋界を創ってきた

といってもいい位です。



他の棋戦も立派ではありますが、竜王戦と名人戦に比べると

掛けている金額が違うということでしょう。



ちなみに優勝賞金ではありませんよ。

竜王戦全体に掛けている費用です。スポンサーが払っている金額が高い

というものです。

また、王将戦の優勝賞金は300万円ではありません。

マイナビでも500万円もあるのに・・・。


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第一にはやはり契約金額がこの二つが群を抜いているということ。

もう一つは、歴史と伝統が他の棋戦に比べてあること。



タイトル戦設立の歴史を簡単に解説すると・・・

名人戦は昭和12年、それまで世襲制だった名人位を実力制にするために立ち上げられたのが始まりです。

その後、昭和25年、名人戦の主催が毎日新聞から朝日新聞に移ったため、毎日新聞が新たに立ち上げたのが王将戦です。

また、同年、読売新聞が独自に全日本選手権(九段戦)を設立しました。現在の竜王戦は、この九段戦が十段戦→竜王戦と発展的解消されたものです。竜王戦そのものの歴史は短いですが、九段戦から含めて考えるとかなりの歴史があることになります。

王将戦は現在はスポーツニッポンがメインの主催紙になっており、契約金もあまり高くないので、歴史はあるのですが竜王戦、名人戦に比べるとやや位置が低くなっています。

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