<将棋>将棋でも「互先」という言葉を使いますか?
たまたまある辞典でこの言葉に出合い、「囲碁、将棋で互いに先番を・・・」と出ていました。囲碁用語かと思ってたのですが、将棋でも「互先の手合割」などと言うの
でしょうか。
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将棋で「互先」なんて自分は聞いたことがないですが…
「互先」の語源は読んで字のごとく
(コミのない時代に)お『互』いに『先』番を持つ(つまり2局指す)ことで、
そこから転じて棋力差のない手合いのことを「互先」と言うようになったのでしょう。
ただ将棋界にも過去には似たようなものがあり、
竜王戦の前身「十段戦」の決勝リーグでは
同じ相手と「先手後手を入れ替えて2局指す」ことになっていました
(6名総当りのリーグなので1人当たり10局指すことになる)。
このシステムは将棋界唯一の「互先」に当たるかもしれません。
今の竜王戦は決勝まで全てトーナメントなので、
将棋界から「互先リーグ(?)」はなくなってしまったことになります。
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「互先」と似た言い方としては、
関西の将棋倶楽部などの張り紙に書かれている
2段差 香落
1段差 先手
0段差 振りゴマ
の「振りゴマ」が相当すると思います。
将棋で「互先」が使われてもおかしくはないような気がします。
もちろん聞いたことはありませんけど。
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昭和の将棋観戦記に「後の先」という言葉を引用した例が確かあったような記憶があります。おそらくそれと混同したのではないでしょうか。将棋において手合い割は駒を落とすことを意味し、必ず落とした上手側が先手になります。
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>将棋でも「互先」という言葉を使いますか?
使いません、少なくとも私は聞いた事がありません。
>囲碁、将棋で互いに先番を・・・」と出ていました
囲碁・将棋というのは何となく一括りで語られることが多いですが(このカテみたいに)、今回ご覧になったのは誤った使用法の典型だと思います。
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