昨日、友人と将棋の竜王とボナンザの対局のビデオをみてボナンザは人為的に負けさせられたんじゃないかという疑問を持ちました
昨日、友人宅にいって将棋のビデオ(運命の一手 渡辺竜王VS人工知能・ボナンザというの) を見せてもらったのですがそのなかで気になった事があります。
それは・・・
ボナンザは,人の手によって意識的に負けさせられたのではないかということです。
理由は↓の6つです。
1.敗着 89手目 2四歩打 の直前,プログラム開発者は,たばこを
吸いに廊下に出ていた。その間他の人がパソコンを操作していた。
この手を指す前までは、ボナンザの評価はプラスだったそうです
ということは、ボナンザが有利なんですよ!!
2.プログラム開発者は,すごく悲しそうに,苦しそうに「こんなに疲れ
たことはない。」と言った。
3.「そろそろ悪手を指しますね。」という言葉と 2四歩打 のアナウ
ンスが,ほぼ同時であった。
事前にこうなる事がわかってた?
4.渡辺プロが,「2七香打 なら,負けていたかも」と言ったらしいこ
とから察しても,ここまで明らかにボナンザ有利らしい。
5.ここは終盤に入ったところであるが,「ボナンザを含めた人工知能プ
ログラムは終盤は一直線に読めるので,正確で強い」とNHK担当者が
何回も言った。
それにもかかわらず、得意な終盤でミスをするのはおかしい。
6.最後の投了前,プログラム開発者は,あたふたとした感じで早く終わ
りたがった。かわいそうなボナンザをいたわっての,また,悪手を指さ
せることを承知した罪悪感の表れではなかったか。
米長会長は最後に,「ボナンザにも感情があるように思う。」と言ってい
たが ボナンザが悔し泣きに泣いている姿が見えないのだろうか。
(それは,負けたからではない。人の手によってわざと負けさせられたか
らである。)
参考 棋譜
http://www.cn-door.com/test/inomata/kihu/bvsr070321.html
皆さんもそう思いません??
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衛星放送が見れないので、こんなに面白い番組があったのは知りませんでした。
今、ニコニコ動画で1時間見れた(~o~)。ラスト30分だけ見れないのが残念。
ボナンザがわざと負けたって考え方が斬新。
しかし、映像を見るとボナンザの思考記録まで公開されているようだから、疑問手をわざと指すのも難しいような。。。
まあ、ボナンザ製作者の保木って人も天才みたいだからそんなことは簡単にできてしまうのかもしれないが疑ったらきりがない。
人間対コンピューターの第一戦は、人間の勝利であったとしておきましょう。
だって、近い未来には人間が負けることになるのだから。
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当方将棋倶楽部R=2200前後、アマ四段の者です。
結論から言いますと、ボナンザの人為的な負けではありません。
これはコンピュータ将棋対局をよく行っていると分かりますが、最近の将棋ソフトは、
対局中に相手(コンピュータ側)が自分の形勢をどのように判断しているか
折れ線レートのような形で同時に見ることができます。
コンピュータは終盤が強いというのは一般論であり認めるところですが、
時には終盤の速度計算でとんでもない誤りを犯すことがあります。その時の
レート変化は、コンピュータが指した手まではレートが平均線より上にありますが、
その後の人間の指し手でレートが「ガク落ち(というか負け)」するパターンです。
この類の見落としはたまにあり、指してる方も「なんで???」と
思うくらいの速度計算ミスが生じることがあります。
おそらく今回の▲2四歩と打った局面までのボナンザのレートは優勢だったと思いますが、
次の渡辺竜王の▽2七歩でガク落ちしたか、あるいはその2手後の
▽3九竜でガク落ちしたか、そのどちらかだと思われます。
この手の見落とし(レートの急激な下落)はコンピュータ将棋を指してて時々違和感を
覚えますが、改善されるのも時間の問題という気がします。
今後終盤がプロの手に及ばない実力になれば、コンピュータの苦手領域である序盤で、ある程度
人間が作戦勝ちをしておかないと、プロといえども勝つことは容易でない時代になってきたと思います。
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