2012年3月23日金曜日

将棋で、現在の最強棋士(多分羽生名人)の年収はいくらでしょうか? また、最弱...

将棋で、現在の最強棋士(多分羽生名人)の年収はいくらでしょうか?



また、最弱の棋士の年収はいくらでしょうか?



最弱の棋士とは、順位戦のみの基本給でタイトル予選は各一局のみで敗退。

稼働日数は一年で30日ぐらいになるかと思います。


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2009年の獲得賞金+対局料ベスト20が載っています。



http://www.shogi.or.jp/topics/2010/03/200920.html



羽生名人は1億円超えています。

この中に「それ以外の収入」、例えば本の印税やイベント等の出演料などは入っていないので、

実際の年収はもっと多いと推測されます。



最弱?の棋士の年収は…

順位戦の「給料」(業界内では俗にそう言われる)はC級2組でもそこそこの金額だと言いますので、

やはり「フリークラス」で考えるべきでしょう。

「不戦敗で対局料没収」という抜け道?もありますが、

今は考えないこととします(笑)。



竜王戦6組・ランキング戦

竜王戦6組・昇級者決定戦

王位戦・予選

王座戦・1次予選

棋王戦・予選

棋聖戦・1次予選

王将戦・1次予選

朝日将棋オープン・1次予選

銀河戦・予選

NHK杯・予選

(おそらく下に行くほど安くなる)



…年間10局(新人王戦の資格がない場合)。

将棋は今のところ「1次予選の対局料が0円」の棋戦はないみたいですが(囲碁にはあるらしい)、

最近の不況で(昔より)減額されている可能性はあります。

なので全部で50万円あるかないか? くらいだと思います。

賞金・対局料を公表している棋戦が少ないので推測ですが。



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将棋連盟が棋士に支払う給料は大きく二つに分けることができま



す。基本給と歩合給です。このあたりの感覚は営業のサラリーマン



と似ていなくもありません。



まず歩合給ですが、これは各棋戦(順位戦は除く)の対局料が主



になります。一局の将棋を指してどれだけの報酬があるのかは、棋



戦ごと異なります。その金額を公表している棋戦もあれば、してい



ない棋戦もあります。相場は一局当たり、2万円から30万円と言



われています。



つまり対局数が多ければ多いほど、棋士の収入は増すわけです。



かといって「今月はラスベガスですっちゃって生活が苦しいからた



くさん対局を回してくれ」というわけにはいきません。棋士が自由



に対局数を組めるわけではありません。



まして野球のように年間130試合とか、対局数が決まっている



わけではありません。将棋に強ければ対局数は増す。弱ければ減る。



これが棋士の世界です。



なぜなら各棋戦のほとんどはトーナメント戦だからです。勝てば



当然次の対局が約束されるわけですが、負けたらそこまでです。負



けた棋戦ではもう来年まで出番はありません。



各棋戦の上位に進むごとに、対局数も増えていくわけです。そう



して棋戦に優勝したり、タイトル戦の挑戦者の座を射止めると、さ



らに賞金が渡されることになります。



さて基本給ですが、こちらは対局数となんの関係もありません。



一カ月にひとつも対局がなくても、十局指そうとも、支給される額



は同じです。でも基本給をもらう以上は毎日出勤しているのかとい



えば、そんなことはありません。棋士は基本的に、対局のない日は



なんの拘束もされません。だから、自由業なのです。



問題は基本給の決め方です。一般の会社のように上司が査定する



なんてことはありません。年功序列でベテランになるほど高給取り



になるわけでもありません。これも実力のみです。誰もが納得でき



る形で決めています。(もっとも最近は改正案も出されてますが・・・)



順位戦の所属クラスにより、決められているんです。棋士は全員



(フリークラスは除く)順位戦への参加を義務付けられています。



名人を頂点に、Aクラス、B1クラス、B2・C1・C2まで五つ



のクラスのどこかに在籍していることになります。



各クラスごとリーグ戦が行われ、決められた枠分の昇級と降級が



行われます。強ければ自然に上のクラスへと上がっていくことにな



ります。



ちなみに各クラスごとの月額手当てですが、

1994年度の平均は、

名人が106万円、

Aクラスで65万弱、

B1で49万弱、

B2で32万弱、

C1が21万弱、

C2で16万弱、

フリークラスで支給なしとなっています。



(島朗著「将棋界が分かる本」より引用)



実際にはどのクラスに在籍しているかによって、指導対局料や解



説料なども大きく変わることになるわけで、棋士にとって順位戦は



死活に関わる対局となるわけです。



この基本給と歩合給を併せたものが棋士の毎月の収入です。年間



で見れば、さらにボーナスもあります。盆暮の二回、基本給の二ヶ



月分が支給されます。以前は夏のボーナスのことを「氷代」、冬の



それを「餅代」と呼んでいたそうです。



実際にはこのほかに道場での指導料や、連盟を通さないテレビ出



演・講演なども別途収入となります。



それらを併せた棋士の平均年収は一千万を欠けるぐらいだと言わ



れています。ちなみに羽生七冠王の年収はケタ違いで、95年度は



一億円を越し話題を呼びましたね。自分の子供を棋士にしようとす



るお母さん方が増えるわけです。



2010年

名人は月額200万円。

フリークラスの四段でも、月額10万円ほどの給料がいただけます。(対局料は別)

現在の順位戦のクラスが基本ですが、各クラスの経験年数によって加給されますので、佐藤九段(名人2期、A級14期)は、A級から落ちても、それほど減給されません。

A級に戻れないで、B1に定着してしまうと、B1の基本給に近づいていきます。

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